嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。「amebaブログ」と重複投稿中です。)

「仕事のできない奴」の時代がきた

1月19日付けで「帰ってきたアシモくん。でも家庭用ロボットが熱い」という記事を書きました。

産業用のバリバリ仕事するロボットとは別に、家庭用の、見守りや会話、教育、遊びなどの分野でロボットが活躍しているという話でした。

 

今回は、それを受けて、家庭用の中でも、「役に立たないロボット」がより優勢になってきたというお話です。

 

コミュニケーションロボットの重心が「便利さ」から「安らぎ」に移っているようで、最近でもカシオ計算機が人の声や動きなど周囲の環境に応じて個性が400万パターンにも変化する癒やしロボット「Moflin(モフリン)」を売り出しています。

また、MIXIは、AIにより利用者との自然な会話をするコミュニケーションロボット「Romi(ロミィ)」の次世代機を発売と発表しています。

 

よく考えてみれば、高度成長期ならいざしらず、最近の我々、ゆるいものを求める傾向が強くなっているようです。

テレビなんかも、お硬い番組が減っただけでなく、クイズ番組なんかで知識を競うより、お笑い芸人がおバカ振りを競うバラエティー番組が全盛です。ま、テレビ自体が「全盛」でなくなり制作費をかけられないせいもあるのでしょうけれど。

卵が先か鶏が先かわかりませんが、日本の成長がとまっているのは高齢化だけが原因ではなく、こうした風潮が寄与しているのでしょう。でも、もしかしたら、これが寧ろ時代の先を行っている?

 

ChatGPTに質問してみました。

”AIが学習能力を取得するなど更に進化したとき、職種によってAIに取って代わられる職種にはどんなものがあるでしょうか。社会活動面で人間に要求される主な機能はなんでしょうか”

 

答えは次のとおりです。

 ◯ AIに取って代わられる可能性の高い職種
1. ルーチン業務や単純作業系
事務職(データ入力、経理、受付など)、工場作業員(組立、検品など)、コールセンターオペレーター(チャットボットや音声AIで代替)
2. 分析・処理系の業務
財務アナリスト(AIのデータ解析能力向上により)、法務補助(契約書レビューなどの法務関連作業)、医療画像診断(AIはX線MRI画像解析が得意)
3. 交通・物流系
トラック運転手(自動運転技術の進歩)、配送ドローンオペレーター(無人配送技術の普及)

◯AI時代に人間が果たすべき役割と求められるスキル
1. 創造性や共感力が求められる職種
アーティスト、デザイナー、作家、研究者や発明家(新しい理論や技術の創造)、マーケティングやブランド戦略立案(人の感情やトレンドの理解)
2. 対人コミュニケーションを重視する職種
カウンセラー、コーチ、医師(患者との信頼関係構築)、教師や教育者(個別指導や人間性を育む役割)、セールスやコンサルタント(人間同士の交渉力が不可欠)
3. AIを管理・運用・制御する職種
データサイエンティスト、AIエンジニア、サイバーセキュリティ専門家、AI倫理・法律の専門家


ほかにも、 社会活動面で人間に求められる主な機能として、批判的思考力(クリティカルシンキング):AIの提案を評価・改善する能力、倫理観と価値判断:AIの行動が社会や人間に与える影響を考慮する力、協調性・対話力:AIと共に働き、多様な人と協力するスキル、生涯学習:新しい技術やスキルを常に学び続ける姿勢 なんかが上がってきました。

 

なんか、ちょっと優等生的な答えですが、概ね、現在考えられている答えはそんなもんでしょう。

でも、聞き方が悪かったのかもしれませんが、「産業」の観点からの答えに偏しているような気がします。

 

ある職場で犬を飼いだしたら、仕事の能率、創造性が高まったという話があります。これからもてはやされるのは、バリバリ仕事する人ではなく、癒やし系の人では。

あいつ、何しに会社来ているんだ。ろくに仕事できないで一日ボーッとしている。でもニコニコしていて憎めないよな、ま、あいつの分も俺が働くか、そんな感じ。

そしてその「俺」はどんどんAIに仕事を奪われていく。


かって山下清という画家がいました。(1922年生まれ、1971年没)幼少期の病気のせいで知的障害をもっていたのですが、ちぎり絵などで才能を発揮、日本全国を放浪、国民的な大人気となった人です。

 

画伯に同行して彼をサポートした人あってのことですが、AI時代でいうならば、AIがサポートすれば、こういう人が世の中に出やすくなる筈です。もちろん「世に出る」のではなくても、自分自身を肯定できるようになります。

先天的、あるいは後天的な障害をおもちの方やご家族の方、これからはバリバリ仕事ができて妬まれる人より、「仕事のできない奴」が世の中に必要とされる時代になるのです。

別に絵をかかなくてもよい、いろんな個性の人がいるでしょう。なかには気難しくて、暴れる人もいるかも知れません、それでも、自分に被害を与えない限りは、これを見ることで、何らかの刺激や癒やしをえるひともいるでしょう。

 

そんなわけで、大学の入試問題や、企業の面接試験の様子がガラッと変わりました。

受験生をお餅の親御さんたち、大変です。

自分自身の過去のやりかたは通用しません。

ー ゆきおちゃん、駄目よ。また正解しちゃった。もっと力を抜いて。「3足す5は、うまのしっぽ」そうそう、その調子。