今日から17日間、甲子園大会が開催されます。
硬式高校野球の競技人口は、2014年の17万312人をピークとして減少の一途をたどり、2022年は13万1259人と9年で23%も減少、今年は13万人を切るのではないかといわれているそうです。
少子化の波がここにも?
そうは言っても情熱を傾ける球児たち、指導者たち、そして根強いファンもおり、春のセンバツ、夏の選手権大会はまだまだ一大国民的イベント、季節の風物詩です。
でも、でもです。
この殺人的暑さの中、やるんですか。それもナイターでなく真っ昼間にやるのですか。
1970年代には年間で30日前後だった真夏日(30度以上)は、2020年以降は50~70日に、2~3日だった猛暑日(35度以上)は、20日前後になっていいます。昔とは暑さのレベルが大違いです。
今年は予選の繰り広げられる頃から、各地で既に連日体温をうわまわる気温がつづいています。
甲子園本戦では、両軍のベンチにはエアコンが設置され冷気が送られ、また水分補給の時間も設けられているようですが、それでも去年の甲子園大会では、大会2日目に3選手が担架で搬送され、翌日にも3選手が足をつったり動けなくなる症状を訴えるなどアクシデント続きだったようです。
熱中症に至らなくても、あの硬いボールが時速110~130キロで飛び交うわけで、暑さでボーっとしているところにこれを受けたら命にかかわります。(甲子園ではないですが死者もでている。)
予選段階で猛暑がつづいていますから、甲子園で暑い地方で、エアコンなど設備の乏しい中、予選や練習が行われていますが、もしかしたら、報道されない事故も沢山おこっているのではと勘ぐりたくなります。
そして熱中症リスクに晒されるのは若くて体を鍛えている選手だけでなく、応援に動員された生徒たち、父兄、審判、グランド整備など関係者もです。お年を召したご家族の皆さんも、遠方から強行スケジュールで甲子園まで来て、慣れない旅館に泊まり、それでなくても疲れているのに、炎天下で応援ですか。やばくないですか。
ー 我々が若い頃はエアコンなんかなくてても頑張っていた。若者らしい根性を期待したい。
ー ナイターなんかにしたら費用がかかり儲けが減ってしまう。
ー 野球で有名になりやっと生徒が集まる我が校の現状を見てください。辞めるわけにはいきません。
ー 新聞の売り上げがどんどん落ちています。言論の自由、社会の木鐸、これを守らねばなりません。
ー みなさんだって、ご自宅でビール飲みながら見たり、仕事サボって喫茶店で見るの楽しみにしているでしょ。
トゲのある投稿ですみません。本当に怒っていますので。
中止になることを願います、それが叶わないならせめて重大事故のないことを祈ります。