野菜の花って大好き。
都会の真ん中にお住まいだと、野菜はお店でしかご覧にならないかもしれませんが、すこし郊外にいくと、野菜が育っています。住宅地でも、プランターかなんかで野菜を育てておられる家を見かけます。
野菜の花はおおむね地味です。
じゃがいもは白や紫、ナスはきれいな紫、トマトやキウリ、カボチャは黄色。どれも小さな花をひっそり咲かせます。タマネギなんかのネギ坊主、これも小さな花の塊、これもよく見るとかわいいです。ついでに言うとこれ食べるとすごくおいしい。
例外はオクラ、これはアオイ科でアオイに似た大きな豪華な花を咲かせます。カボチャやカボチャの仲間のズッキーニも大きめかな。これらもおいしいです。
花も可愛いけれど、咲いたあとおいしい実をつけてくれるから、だから大好きなのかもしれません。(じゃがいもの花はミニトマトのような実を実らせることがありますが、これは有毒です。)
欲をいうと、その花から蜜、とれないかな。
野菜の花は大体虫媒花、トマト農家なんか受粉させるためにミツバチを借りてきたりします。そのミツバチが集めた蜜を横取りしたハチミツ売っていないかな。
調べましたが見つかったのはニュージーランド産カボチャの蜜だけでした。他のものと混ざって、百花蜜になっていまうから売っていないのかもしれません。
調べてみたわかったのですがトマトはほとんど蜜をださないミツバチたちにとっては、あまり歓迎されない花なのだとか。受粉購買用のミツバチは、ビニールハウスという過酷な環境のなかで少ない蜜を餌に働かされ、退職後、処分されてしまうのだそうです。
そんなわけで野菜の花のはなしから、身につまされる話になってしまいました。