音楽とは、なんて難しいこと、どうでもいいんですが、調べちゃったんで書きますと、まず音というものがありますわな。
有り体に言ってしまえば、音波という空気の振動、人の声も波の音もみんなそう。大きさ(浪の幅の大きさ)、音程(浪の数量すなわち周波数)、音声(ねいろ 浪の形態のちがい)の3要素があります。
これにリズム、メロディー、ハーモニーの3要素がからんで雰囲気を醸し出し、感情をゆさぶる、芸術になったのが音楽なんだとか。
ホントですか? 芸術じゃなければ音楽じゃないんですか? 芸術の定義にもよりますが、軍隊の行進曲や、ラジオ体操の歌なんか、芸術だとは思えないんですが。
牛舎で音楽を流すとお乳の出がよくなるとか、植物工場でもつかわれているとか、こういうの農業技術であっても芸術じゃないですよね。
3要素というけど、味覚みたいに旨みってのもあるんじゃないかな、3要素が完璧な名曲でも、旨みがないと聞くに耐えない。 それに3要素が完璧で旨みがあっても、TPOわきまえてくれないと騒音。
ところで、このあいだ、ヤマハがタイで音楽による予防医療をはじめたというニュースを見ました。
ヤマハって、オートバイや船外機のメーカーだと思っている方もおられるでしょうけれど、もともとは楽器。創業者の山葉さんはオルガンの修理やさんとしてスタート、やがて自前で作るようになり、日本楽器製造という会社を立ち上げました。その後、戦時中、軍からの命令でプロペラを製造、その試験用にエンジンを自作したのがきっかけとなり、やがてオートバイに結実したということなんだそうです。トヨタが紡織機からスタートしたのとは段違いの飛躍ですね。
ちなみに、その後分離独立したヤマハ発動機とヤマハ株式会社のロゴは微妙に異なっており、音叉が周囲の円の中に収まっているのが楽器の方、突き抜けているのがバイクのほう、
予防医療の話にもどると、鎌倉市の湘南鎌倉総合病院、タイ病院最大手バンコク・ドゥシット・メディカル・サービシズと提携、音楽を使った高齢者向け予防医療の共同事業を始めることを決定、具体的にはヤマハが作曲した音楽を使った高齢者向け認知機能プログラムを開発し、ヤマハの音楽教室での展開を目指すとのこと。今後3年で事業化し、ゆくゆくは外国にも展開していきたいとことです。
湘南鎌倉病院の小林修三院長によりますと「音楽が人の気持ちを豊かにするのは明らかだ。日本やタイの政府などとも連携し、健康寿命を延ばす取り組みを進めたい」とのことです。
職場のBGMみたいなものなんですかね、「予防医療」施設が老人ホームのような住み込み施設だとしたら、入居者の立場になってみると、こんなのずーっと流れていたらたまりません。
まさか、幼稚園みたいにお童謡流すんじゃないでしょうね 優しいから合わせてくれるのを良いことにお年寄りを幼児扱いしてはいけませんよ。
なかには音楽自体が嫌いな方もおられるでしょう。音楽が良いと行っても好みはひとそれぞれ。友人は熱心な演歌ファン、演歌聞きながら酒飲むのをこよなく愛しているみたいですが、私はと言えば演歌は苦手、やっぱり昔のジャズボーカル、とりわけ女性のが好き。時々BGMに、Spotifyの無料版を流しているんですが、好みにあわせてカスタマイズしてくれるので、助かっています。そういう仕組みなら良いんですけど、一律はどうもね。
そう思ってヤマハにツッコミをいれてみました。
帰ってきた答えがすごい。
お客様、ご心配には及びません、聞く人によって違う音楽に聞こえる技術を開発したんです。いろいろなバックグラウンドや好みを持たれた入居者がおられますので、尊重して、寄り添っていくのが我が社の大方針です。
なかには、ヤマハのオールドファンがおられましてね、そう、昔はカミナリ族ってのがあったんですって? バリバリバリってのが大好きで、あれ聞いていると癒されるんですって。もうすごいんです、この間も聞いていただいたら、それ違う、それはホンダだ、って。耳が肥えておられて違いがわかるんですね。