昨日書いたように、今日は自民党総裁選挙の開票日、事実上、首相が決まります。
テレビを見ていた妻の発言。
ー 林芳正さんって下関なんですってね。お顔みていたら納得。
ー そう言えば去年、ふるさと納税でいただいたフグ、美味しかったね。ことしも行くか。
ー 去年は同じ山口県の長門市だったみたい。今年はっと、あれあれ、長崎県松浦市なんてのもあるわ。こっちのほうが得かな、迷いますね。
で、調べてみたら、思わぬ結果がでてきました。
天然ふぐの漁獲量=水揚げ量(令和4年/2022年)によると、以外にも北海道がトップ。
1 北海道 1,676トン 全国シェア26.7%
2 石川県 655 10.5%
3 高知県 503 8.0%
4 愛媛県 425 6.8%
5 新潟県 311 5.0%
養殖は、主に福井県から西の温暖で穏やかな海域で行われており、長崎県が圧倒的なシェアになっています。
1 長崎県 1,237トン 全国シェア 44.0%
2 熊本県 407 14.5%
3 大分県 271 9.6%
じゃあ下関はなんだったのでしょうか。
下関には国内唯一のふぐ専門市場「南風泊市場」があり、全国で獲れたふぐの約8割が集まって取引・加工されるのだそうです。
なんでも、明治時代、初代内閣総理大臣・伊藤博文公が下関でふぐ料理を食べて美味しさに感動し、全国で禁止されていた「ふぐ食」を下関でのみ解禁し、それにともない身欠き(毒部分の除去)技術や調理技術が蓄積され下関ブランドが定着したというもの。
そういうことでしたか。林さんが総裁に選ばれたらフグ利権?がますます強くなる?
ところで、最近海産物の陸上養殖がトレンドですがトラフグも例外ではありません。
水産庁への1月1日時点の届け出は740カ所で前年に比べ78カ所増加、今後ますますの拡大が見込まれているようです。
事業所数のランキングは、1位沖縄県、2位大分県、3位鹿児島県となっていますが、養殖種類のランキング(県別と重複あり)は、海ぶどう165箇所、ヒラメ(126)、クルマエビ(107)と来て、4位にくるのがトラフグ。93事業所で養殖されています。(うなぎは届け出対象外につき不明)
フグの陸上養殖は、閉鎖的な環境で水温や水質を管理し、安定した品質で養殖する技術。赤潮や台風といった外的要因の影響を受けず、フグの成長を早めることが可能で、これにより、夏場でも新鮮なフグが手に入るのだそうです。もっとも規模はまだ小さく「飛驒とらふぐ」のブランド化に成功した岐阜県でも、今のところ年間800匹程度と、まだまだですが今後の成長が楽しみ、安く気軽に食べられる日も近いかも知れません。
一方、海なし県による養殖に刺激され、相対的な存在価値の減少に危機観を抱く沿岸県は、海洋での牧畜技術の開発に着手しております。洋上風力発電施設に隣接したフロートの上でブタを飼おうというもので、悪臭や排泄物の処理などの制約がないというメリットがあります。飼料や水は電線とともに配置されたパイプで送られますが、船酔い対策が課題となっています。