定期検診を受けてきました。
体を虐めるだけで、有害無益、という説をとなえる人もいるようで、幸い健康な私はパスしたいのが本音ですが、受けないと総務の人が困るので、受けてきました。
一番キライなのが、肺活量検査、思い切り息を吐き出させられ、いつも苦しみます。
次の苦手は胃のレントゲンでした。バリウムはおいしくなり、きらいじゃないのですが、ゲップを我慢して、グルグル回される、マゾの世界でした。
でもここ数年の推奨は、胃カメラ、大腸内視鏡。胃がんのリスクはだいぶ減ってきたようですが、折角の高額設備を遊ばせるわけにはいかない。結構辛く涙ポロポロ涎ダラダラなんですが、医学界への恩返しもしたく、隔年で受けてきました。
今回驚いたのは、カメラの進化。今までは下水掃除のように長い管を手でタグって体の中に押し込んでいたのですが、今回はカメラ本体のみ。麻酔なしでは飲み込めませんが、こいつを飲みこんであとは寝ているだけ。いわば自動運転機能つきの体内ドローンで、お腹の中でもぞもぞしている感覚はあるのですが、これは錯覚のようで、井の中には神経がないので、辛くもなんともない。検査技師さんが無線で操作しているようです。
最後出す時は少し苦労しましたね。便秘症の私にはちょっと辛かったですが、ついでに掃除もしてくれたようで、あとはスッキリ。
人間の体って、発生学的には一本の管なんだそうで、変に納得しました。
便利な世の中になったものです。常駐させるのもあるようで、栄養管理なんかもしてくれます。スマホに通信が来て「ジャンクばっかり食べておられるようですね、野菜がふそくしています。」「たまには美味しいもの食べさせてください」なんてね。
そのうち、血管のなかにも入る超小型もでき、スマートウォッチを腕につけるように、常時みはってくれることになりそうです。
健康ノイローゼになるのが怖いですが。